秩父札所第一番 四萬部寺2020.3.26/9.27 |
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四万部寺の山門。寛弘4(1007)播州の性空上人の命により弟子幻通がこの地に塚をたて秩父第一番の霊場としたとのこと |
その際、性空上人がこの地のために四万部読誦した供養を行ったので四万部寺と称したとあります。ご本尊は行基真作の聖観世音菩薩です |
曹洞宗。本堂の天井画は狩野元信の弟子常耀益之の龍絵 |
「江戸名所図会」に日暮里養福寺のご本尊は四万部寺の観音様(左)の摸刻であると記載があります。隣はお前立。札所一番なので、ここで装束を整えるお遍路さんが多いです。 |
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秩父札所第二番真福寺 2020.9.27 |
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万延元年に焼失する前は大伽藍だったと伝えられる。本堂の見事な駕籠彫りの装飾からそれが感じられます |
曹洞宗。
開祖は大棚禅師 |
本堂横の奉納額。禅師のもとに現れ懺悔した老婆を憐れんでこの堂宇が作られました。 |
9月末、長閑な田園風景が広がり、彼岸花の盛りでした。春は花が咲き乱れ「桃源郷」に |
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秩父札所第三番常泉寺 2020.9.27 |
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現在は曹洞宗だが、創建当時は天台もしくは真言系であったらしい。本堂は幕末に焼失し安政5年に再建されたもの。 |
抱くと子を授かると言われる「子持ち石」があります |
ご本尊の居られる観音堂は明治3年秩父神社内の蔵福寺が廃寺となるにあたって薬師堂を移築したもの |
本堂横に「長名水の井戸」があります |
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秩父札所第四番 金昌寺 2020.6.18/9.27 |
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高谷山金昌寺は秩父四番札所。山門には大きなわらじ。金昌寺は1300体以上の石仏のある「石仏の寺」として知られています。 |
寛永元年当時の住職が7年かけて千体仏安置を成就。その後も信徒の寄進が続いて仏様は2700体以上ありましたが明治の廃仏毀釈で多くが壊されました |
赤子に乳を与える珍しい「子育て観音」さま。 |
金昌寺は盆地と山地の境界にあり、奥の院の岩山の崖は下部に8500~6500万年前の三波川帯の蛇紋岩、上部に1500万年前の礫岩層が重なり「不整合」となっています。 |
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秩父札所第五番 語歌堂 2020.11.29 |
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伝慈覚大師作の准テイ観音像をお祀りする為に奔走し観音堂を創建した本間孫八。財力はあったが歌の道にも通じたいとお堂に籠り念じていました。ある日、旅の僧と歌道を徹夜で語り合いましたが、 |
明け方、旅僧はいつの間にか姿を消し、僧は聖徳太子の化身と信じた孫八はこのお堂を語歌堂と名づけました。
↑は山門 |
山門には阿吽の仁王像と、ちょっとユーモラスな風神雷神像もありました |
お寺の名前は長興寺と言います |
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秩父札所第六番 卜雲寺 2020.11.29 |
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江戸初期に嶋田与左衛門により開創されました。法号を卜雲心庵主といったことに由来する寺名です |
本尊の聖観音像は山岳信仰の流れをくむ蔵王権現社の本尊として長く武甲山頂にあったものが萩野堂に移され、15世紀ごろ卜雲寺の管理となりました。 |
観音堂は明治9年に焼失し、 ↑はその後建てられたもの |
高台にあり眺望は良好。向かい側は石灰石採掘で形の変わった武甲山 |
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秩父札所第七番 法長寺 2020.11.29 |
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本堂は秩父札所随一の大伽藍。観音堂が本堂内にある珍しい建築は平賀源内設計と伝わります。 |
戒律の厳しい禅寺。山門前に「不許葷酒入山門」の石柱が経っています。 |
平将門と戦い敗れた東国武士長臣某が妻の夢に現れ、牛となって畜生道で苦しんでいると告げたという由来があり牛臥堂の名でも呼ばれます。 |
夢ではなく子牛がしゃべったという話も |
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秩父札所第八番 西善寺 2020.11.29 |
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鎌倉時代初期に武甲山麓に建てられたお堂が始まり。山門の外のお坊さんは中に入ると笠を脱いだ案内板になっていました。 |
ご本尊は阿弥陀三尊の禅寺。観音霊場としてのご本尊は十一面観音をお祀りしています。大変珍しい座像だそうです。 |
樹齢600年の県指定天然記念物「コミネカエデ」があり、また、四季を通じて様々な花が咲く「東国花の寺百花寺」 |
紅葉はもうすっかり葉を落とし如意輪観音さまはオレンジの絨毯の上のよう |
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秩父札所第九番 明智寺 2020.11.29 |
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1191年明智禅師の開創。兵衛という少年が盲目の母親と共にこのお堂で一心に祈ったところ母の目が開いたという言い伝えがあります。 |
お堂は明治16年落雷で焼失して仮堂のままでしたが、平成になって再建されました。十月桜が綺麗に咲いていました。 春の写真をみるとやはり同じ場所に桜が咲いています。 |
ご本尊の如意輪観音像は恵心僧都の作と伝えられ、安産子育ての観音様として女性の信仰を集めています。↑は境内にある子育て観音さま。近くに文塚もあります |
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明智寺までは哲雄先生と一緒に廻り、病気平癒を祈願しましたが、それは叶わず。以下、疫病コロナ退散と世界平和を願って巡礼を続けます。 |
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秩父札所第十番 大慈寺 2022.11.13 |
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秩父鉄道秩父駅から歩きました。カワセミが止まっている案内板 |
1490年東雄策方禅師開山。ご本尊は恵心僧都の作と伝わる聖観音さま |
脇侍には赤子を抱いた観音さまがおいでになり、子育て祈願の信仰を集めています |
アニメ映画の聖地ともなっているとのことで、近年若い人達も訪れるそうです |
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秩父札所第十一番 常楽寺2022.11.13 |
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常楽寺は江戸時代、立派な観音堂や仁王門があったそうですが明治11年の大火で焼失してしまいました。 |
仁王門建立を志していた門外上人が重病になった時本尊に祈ったところ、夢に老僧と金剛神が現れて肩を引かれ、目覚めたら完治していました |
ご本尊は十一面観音さま。病気平癒を祈願する人が多く訪れます。
見晴らしのよい高台にあります |
上り坂のすぐ横に赤い鳥居。上之台稲荷とあります。商売繁盛を祈願しようかと10分ほど急坂を登りました |
本殿は立派でした。旧秩父セメントが創業時この稲荷神社の土地を譲り受け、ここに移したそうです |
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秩父札所第十二番 野坂寺 2022.11.13 |
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常楽寺から野坂寺まで風情のある道に「巡礼道」という札がありました。 |
野坂寺も大きなお寺です。享保年間建立の山門は重層入母屋造り。 紅葉が美しい。 |
山門内は牛に乗った観音様(↑)閻魔大王や風神雷神、山ノ神に乗る阿修羅など賑やか。 |
甲斐の商人が秩父山中で賊に襲われ、一心に南無観世音を唱えたところ難を逃れたので聖観音立像を収めたのがお堂の始まりとか。本堂は明治19年の大火で焼失し昭和に再建されたもの |
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秩父札所第十三番 慈眼寺 2023.2.23 |
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日本武尊が東国征伐に際し旗を立てたので山号が旗下山。最初は小さな観音堂でした |
ご本尊は聖観音。室町時代に立派な伽藍が建てられましたがM11の秩父大火で焼失。 |
薬師如来は「あめ薬師」で、眼病平癒にご利益があります。左は境内にあるメグスリの木。 |
一切経1630巻の輪回塔がある経蔵。回転させるだけで読経したのと同じことになります |
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秩父札所第十四番 今宮坊 2023.2.23 |
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平安時代の永観2年(984)、この地を訪れた弘法大師のお告げで作られた観音堂が始まりと言われています |
ご本尊は聖観音。半跏趺坐(はんかふざ)のお姿の聖観音さまは珍しいそうです。 |
昭和33年の調査で藤原時代後期の作であることがわかり、市指定有形文化財となった美しい飛天像 |
今宮坊は江戸時代、秩父修験道の中心である今宮神社の別当でしたが明治の神仏分離で修験は禁止され、今は神社と分かれています。今宮神社(右)は竜神様を祀るパワースポットです。 |
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秩父札所第十五番 少林寺 2023.2.23 |
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札所15番はもとは秩父神社の別当蔵福寺でしたが明治初め廃寺にされ小林禅寺に札所が引き継がれました。今は「母巣山少林寺」ですが山門石柱は「五葉山小林禅寺」 |
秩父札所では唯一の土蔵造りの本堂です。秩父大火の後、火事に強いこの建物になりました。 |
山門手前には「一願達磨」。達磨大師の座禅のお姿は忍耐を表し病気や災厄を除けるお守りです |
巡礼道を行くと満開の梅の花。馥郁と香ります |
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秩父札所第十六番 西光寺 2023.2.23 |
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起源の詳細は不明ですが、京都仁和寺の末寺らしい。山門は棟門。梁の上や破風の彫刻が豪華でした。 |
本堂は宝永7年建立。ご本尊は伝行基作の千手観音で、この寺の圓比丘が他寺から授かったもの |
五輪塔は寺子屋の門弟が建てた筆子塚 |
札堂は秩父札所最古の遺構です。昔の納札を打った釘跡が残っています。 |
四国八十八カ所霊場の本尊が並ぶ回廊堂。天明3年浅間山噴火の犠牲者慰霊の為に建てられたもの |
回廊を一周すれば観音様と弘法大師の功徳が得られる |
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秩父札所第十七番 定林寺 2023.4.29 |
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秩父鉄道を利用しています。↑はアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のラッピング列車 |
定林寺は別名林寺。曹洞宗のお寺です。左の写真のアニメ「あの花」の重要なラストシーンの舞台になったそうです。本堂裏は回廊になっています。 |
秩父・坂東・西国百体の観音様が浮彫になっているこの鐘は県の指定有形文化財です |
ご本尊は十一面観音さま。 |
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秩父札所第十八番神門寺 2023.4.29 |
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かつては神社だった神門(ゴウド)寺。門前の大きな榊の樹がその名の由来とも云われます |
お不動様が祀られている不動明王堂 |
檀家から奉納された九体の仏像をお祀りする蓮華堂。両手に蓮華を持つ観音様は珍しいのだそうです |
正圓通大士とは正観音のこと |
↑花水木。この時期の巡礼道はどの家も色々な花が美しい。 |
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秩父札所第十九番龍石寺 2023.4.29 |
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龍石寺には旱魃の時弘法大師の祈祷により龍が現れ雨を降らせたと言伝えがあります |
龍石寺は荒川の河岸段丘の巨大な一枚岩の上に建っています。ブラタモリにも登場した、1400万年前の海底の地層です。 |
ご本尊は千手観音さま |
20番札所には歩いて旧秩父橋を渡ります。お隣の自動車が走る秩父橋は美しいハーブのよう |
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秩父札所第二十番岩之上堂 2023.4.29 |
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橋を渡り、徒歩道を登ると丘の頂上。そこから石段を下ると観音堂があります |
木々と花に囲まれた小さなお堂です。大伽藍の時代もあったそうですが応仁の頃には荒れ果てて崖上に観音像のみがある状態だったとも。 |
境内の芍薬やツツジを眺めながら持参のおにぎりを食べて元気回復 |
ご本尊は聖観音様 |
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丘の上から10m程、民家の裏の板碑 |
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秩父札所第二十一番観音寺 2023.4.29 |
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龍石寺、岩之上堂、観音寺は荒川の河岸沿いの丘を歩きます。南西にはずっと武甲山が見えます。 |
観音堂はまたの名を「矢之堂」。もとあった矢納村からという説、平将門が矢を納めたからという説。八幡神と武甲神がこの地の悪を祓う矢を放ったという絵額も奉納されています |
道の向い側に地芝居が盛んだった頃「田舎千両役者」と呼ばれた中村十九(とも)十郎の墓があります |
ご本尊は正観音様。聖観音と同じ? |
童子堂に向かう角にあるお地蔵さまと武甲山 |
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秩父札所第二十二番童子堂 2023.4.29 |
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山門には童子堂の名のように可愛らしい仁王様。ぐりっと目が大きく「阿」(右)の口も何だか小さいです |
もとは蒔田村にあり、子供の疱瘡が流行した時、観音堂に平癒を祈願したところ病が治ったので童子堂の名が付きました。明治にこの地に移され永福寺の管理となっています。 |
境内の藤棚。この下に置いてある平らな石に腰をかけてバナナを食べて休みました |
ご本尊は子供の病気に霊験あらたかな聖観音様 |
次の音楽寺への巡礼道はハイキングコース。自動車の道をショートカットして林の中を登りの坂道です |
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秩父札所第二十三番音楽寺 2023.4.29 |
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急な山道を昇り詰めると秩父の町と武甲山を眺望する高台に出ます。秩父札所を開創した十三権者がこの山の松風の音を音楽のように感じたところから「音楽寺」の名が付きました。 |
ご本尊は聖観音様 |
本堂からさらに登ると、ここを音楽寺と名づけた十三権者を祀る十三体のお地蔵様がありました |
2万3000歩も歩いたのでバスに乗るつもりでしたが「歩いた方が早いよ」と言われて秩父駅まで下りました。 |
駅までの道には、早くも八重の山吹の花が美しく咲いていました。 |
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秩父札所二十四番法泉寺 2023.6.18 |
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24番法泉寺には秩父駅からバスを使って行ったのですが、いきなり117段の石段が待っていました。三間四面の本堂は唐様の変わった作り。 |
実は歯科に所縁のあるお寺。武蔵恋ヶ窪の遊女がこの観音に信心せよと僧に楊枝を与えられ口内の病が癒えたのだそうです |
ご本尊は聖観音様 |
25番札所に行く途中の道でみつけたレースフラワー(オルラヤ) |
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秩父札所二十五番久昌寺 2023.6.18 |
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朱塗りの仁王門の横には「不許葷酒入山門」の石柱。禅宗の規律は厳しい。 |
悪行で一族に見放された女がこの地で産んだ女児は信心深く、長じて観音堂を建てました |
美しい境内。本堂と納経所は弁天池の向こうにありました。 |
観音堂のご本尊は聖観音様 |
朝、バスで渡った荒川を徒歩で渡り秩父線浦山口駅に向かいます。武甲山も見えます |
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秩父札所二十六番円融寺 2023.6.18 |
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浦山口駅まで歩き、次の影森駅まで秩父線に乗りました |
駅の近くにある不動堂。湧水は不動名水と呼ばれ秩父名水の一つ |
影森から徒歩9分の円融寺。真夏日が辛く、本堂と納経所のみに。 |
岩井堂(観音堂)には聖観音様 |
道には早くもコスモスが。 右はアザミに似ているけどタイマツバナ |
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秩父札所二十七番大淵寺 2023.6.18 |
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難病で倒れた修行僧に行基が与えた観音像。快癒した僧宝明が観音堂を建てました |
月影堂とも呼ばれる観音堂。大正8年に焼失しましたがご本尊は無事でした |
大正8年の火災はSLの煤煙によるもの。再建された本堂は屋根に裳階がついています |
境内にある「延命水」。飲めばひと口33日命を永らえると書いてありました。 |
ご本尊は聖観音さま |
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秩父札所二十八番橋立堂 2023.9.10 |
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秩父線浦山口駅から徒歩15分。橋立鍾乳洞横の階段の上に本堂があります。鍾乳洞は胎内くぐりの霊場です |
お堂の背後には高さ80mの切り立った岩壁が右写真のように、覆いかぶさるようにそびえて居ます |
ご本尊は馬頭観音、市の指定文化財。仏心無き領主が病死し大蛇となるが里人が一心に祈ると本尊の内に入ったと昔話がある |
橋立堂から浦山口に戻り、浦山ダムに向い,桜の欄干の諸上橋を渡って、長泉院への坂道を上りました |
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秩父札所二十九番長泉院 2023.9.10 |
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開山は平安中期。元亀2年に皆野大通院より和尚を招き曹洞宗の寺院となりました。 |
ご本尊(お前立)の右にあるのは熊野から贈られたという「定地巡礼」と刻まれた石札 |
珍しい石札があるので「石札堂」とも。 |
美しい境内で休んでいたら赤い首輪をつけた猫ちゃんが現れました |
長泉院の近く「百花」でくるみだれ蕎麦をいただきました。周囲には蕎麦の畑が何か所もあり、武州中川駅まで歩く途中、満開の白い蕎麦の花の間を抜けて行きました |
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秩父札所三十番法雲寺 2023.9.10 |
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武州中川から白久まで秩父線に乗り、白久駅から徒歩16分ほど登ると法雲寺があります |
臨済宗のお寺で開創は鎌倉時代。幕末に観音堂以外の伽藍は焼失しました。 |
ご本尊は唐の玄宗皇帝作と伝えられる如意輪観音。石柱にも「如意輪薩埵」とある |
境内に咲いていた白い小さな可愛い花。アルプスで見たギンパイ草にそっくり |
素朴な白久(しろく)駅。昭和40年代にはここに天然氷のアイススケート場があったとか |
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秩父札所三十一番観音院 2023.9.30 |
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観音院への山門は石造では日本一の大きさを誇る仁王像が守ります。ここから296段の階段を上ります。 |
行方不明になっていた伝行基作のご本尊の聖観音様を畠山重忠が鷹の巣から見つけ出したとか。 |
山号は鷲窟山。現在のご本尊は江戸末期のもの |
本堂の背後は砂岩の岩壁が覆うように聳えています |
本堂左手の岩壁には弘法大師が爪で彫ったという小さな仏象がびっしりと刻まれています(鷲窟摩崖仏) |
その右には「聖浄の滝」 |
1700万年前新生代三期の砂岩と礫岩の互層が見られます |
↑慈母観音。奥の院には多くの石仏群があるそうですが、無理! |
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秩父札所三十二番法性寺 2023.9.30 |
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法性寺へは200段の石段を登ります。 |
ご本尊は船に乗り櫂を持つ珍しいお姿で、船観音と呼ばれます |
観音堂は更に石段を上がって行きます |
観音堂裏手は蜂の巣状に浸食された岩壁(タフォニ)になっています |
山号に因み本堂に般若の面が |
境内で見つけたシロバナホトトギス |
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秩父札所三十三番菊水寺 2023.9.30 |
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菊水寺はもとは少し離れた所にありましたが、戦で焼かれて長福寺に本尊を移し今に至ります。門柱には両寺の名があります |
県内最古の芭蕉の句碑。「寒菊や粉糠のかかる臼の端」 |
左は芭蕉50回忌の時のもの。これは150回忌の時の句碑 |
ご本尊は一木造りの聖観音立像で藤原時代の作 |
庭にあった菊水の井という名水が寺の名の由来です。↑は入り口に茂っていたムラサキシキブ |
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秩父札所三十四番水潜寺 2023.9.30 |
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いよいよ札所最後の水潜寺で満願成就。参道には33体の観音様が並んでいます |
唐破風の奥の駕籠彫、美しい格天井の本堂はとても立派。皆で木魚を叩きお経を唱和します |
水かけ地蔵に3杯ずつ水をかけましょう |
室町時代に34に増えた秩父札所の結願寺 |
31番からは先達さんの案内で回りました。お寺については勿論、植物にも詳しい方で。 |
↑はイワタバコ。葉がたばこに似ているから |
ついに結願いたしました |
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