2014.6.20 |
先ずは大津。初めは三井寺です。源氏物語ゆかりのお寺です。平家物語にも出てきます。
|
|
|
|
|
仁王門。560年前の建立。慶長6年にここに移築されたそうです。 |
釈迦堂。室町初期の建築 |
石段と 金堂。ここが三井寺の総本堂で、ご本尊の弥勒さまは秘仏です |
三井の晩鐘。 |
|
|
|
|
閼伽井屋に今もぶくぶくと湧く水。この建物に伝左甚五郎作の龍の彫り物があったのですが撮影し損ないました。 |
善神堂。鬼子母神を祀ってあります。 |
弁慶の引き摺り鐘。比叡山に引き摺りあげられて「帰のう、いのう」と泣いたら弁慶に谷底に落とされたんです |
一切経蔵と三重塔。 |
|
|
|
|
一切経が収められている回転棚 |
観音堂 |
大津の街と琵琶湖が一望できます |
大津はそろばん発祥の地です |
三尾神社(みおじんじゃ) |
|
|
|
|
三井寺のお隣にあります |
ここは兎の神社。手水もウサギ |
瓦にも兎の姿が。 |
門の屋根には見かえり兎 |
義仲寺にも行きました |
|
|
|
|
|
義仲寺には木曾義仲を祀った塚と、この寺を愛した芭蕉の墓があります。 |
この近くに巴御前の庵があったとも。左が義仲の墓、右は巴御前の塚石 |
芭蕉翁のお墓があります。 |
芭蕉庵には 伊藤若冲が花の絵を描いたと伝わる格天井があります |
建部大社へ |
|
|
|
|
夏の大祓神事「茅の輪くぐり」左右に8の字を描いてこの輪をくぐりました。 |
本殿はとても立派です。ご祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)です |
大きな石灯籠が目を引きました。百済から渡来した大友氏が作ったもの |
これが建部大社のご神木の根。「産霊(むすぶ)の樹」とありました |
石山寺も大きなお寺です。 |
|
|
|
|
堂々とした造りの東大門。
石山寺は良弁僧正の開基。紫式部のお寺としても有名です |
毘沙門堂。本尊の兜抜(とばつ)毘沙門天は大坂で加工しここで組み立てたのだそうです。 |
美しい青葉に囲まれた蓮如堂。蓮如上人にまつわる物が収められていることからこう呼ばれます |
御影堂。弘法大師の御影が安置されています。室町時代の建立だそうです。 |
|
|
|
|
良弁僧正の杖が根付いて育った桜と伝えられる「良弁杖桜」。古花の奈良八重桜です。 |
石山寺の名前の由来となった「硅灰石」。石灰岩と花崗岩の接触でできるのだそうです。大理石も同様。 |
石山寺の本堂は滋賀県最古の木造建造物。本尊の如意輪観音は秘仏で33年に一度開扉されます |
本堂には紫式部が源氏物語を起草した「源氏乃間」があります。 |
草津「伊砂砂神社」 |
|
|
|
|
中山道にかかる「伊砂砂橋」
|
伊砂砂神社本殿は応仁2年に建てられた、重要文化財です。 |
明治以前は「天大将軍社」という名称だったそうです。 |
ご神木はモッコク。海岸に生えていることが多く、内陸の大木は珍しい |
彦根城 2014.6.21 |
|
|
|
|
国宝彦根城にずっと憧れていました。美しいお濠が迎えてくれます |
金亀山に建てられたので別名は「金亀(こんき)城と言います。 |
コの字型の天秤櫓。内側 が回廊になっている珍しい櫓です |
天守が完成したのは慶長12年ごろ。攻められたことがなく、昔の姿です |
|
|
|
|
△から鉄砲の先を出して敵を撃ちます。矢狭間は□です。 |
武者溜(むしゃだまり)。今は観光客溜ですね。 |
天守から琵琶湖。朝のうちに来ればもっときれいな湖が見られます。 |
右の石段は「雁木」。大勢の城兵が一気に駆け上がって攻撃するため |
|
|
|
|
これは4代藩主井伊直興が建てた下屋敷「槻(けやき)御殿」。直弼の建てた「地震の間」などもあります。 |
やはり井伊直興が整備したといわれる庭園「玄宮園」。江戸時代の大名庭園らしい、池と橋とあずまやのある、回遊式庭園です。 玄宮園から彦根城の天守が見えます。 |
博物館横で、ゆるキャラブームに火をつけた人気もの、ひこにゃんのショーがあります。 |
埋木舎 井伊直弼は文武ともに長けた優秀な人材、十四男だった彼は、才能を発揮する機会のないまま風流の世界に生きていました。「ちゃかぽん」=「茶」「歌」「ポン(能の鼓の音)」 はそんな不遇時代のあだ名です。 |
|
|
|
|
井伊直弼は部屋住み時代、自らを埋もれ木に例えていました。 |
「むっとして戻れば庭に柳かな」
柳を見て心を落ち着けたのでしょう |
こんなふうに長野主膳と会って国学の講義を受けたのでしょうか? |
埋木舎に向かう道の松は初め47本だったことから「いろは松」と呼ばれます |
天寧寺 五百らかん |
|
|
|
|
天寧寺は井伊直弼(幕末)の父、彦根13代藩主直中が建てたお寺で井伊家の菩提寺です |
広い本堂の周囲の壁にはぎっしりと仏像が並んでいました |
井伊直弼の供養塔。桜田門外で暗殺された時の持ち物などが納められているそうです |
高台にある天寧寺からは彦根城の天守を臨むことができます。 |
長浜 お城と琵琶湖と黒田観音寺2014.6.22 |
|
|
|
|
|
谷崎潤一郎の「盲目物語」の冒頭「わたくし生国は近江の国長浜在でござりまして、誕生は天正21年みずのえねの年でござりますから、当年はいくつになりまするやら・・・。」と始まる美しい文章に憧れて長浜に来ました。左は琵琶湖のほとりにある豊公園からの長浜城天守(歴史博物館)、右は目の前の琵琶湖です。晴れていれば竹生島や対岸も見えるのですが。 |
黒田観音寺は長浜の北、木之本黒田地区「黒田官兵衛の里」にあります。ここの観音様にお会いしたくて北陸自動車道を北上しました。 |
伝千手観音となっていますが、お顔も十一面ではなく、腕も18対なので「准胝(じゅんてい)観音」という、密教の仏母らしいです。事前に申し込んでおけば参拝できます。 |